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2024年10月 6日 (日)

中世アナトリアの木造多柱式モスク群

2023年に登録された、トルコの世界文化遺産です。

トルコに点在する、5件のモスクが世界遺産になっています。
アナトリアはアナトリア半島の事で、トルコのアジア側の地域の事です。
5件のモスクは中央アナトリア地方、黒海地方、地中海地方、エーゲ海地方にあり、そのどれもが石積みの外壁とスレート葺きの屋根を支える木柱列構造となっているんだとか。
この地域では古くから建築資材として木材が使用されているようですが、このような建築はセルジューク朝から分裂してアナトリアで勃興したルーム・セルジューク朝(1077年~1308年)や、ベイリク時代(11世紀後半~15世紀頃まで)に築かれたものが多いようで、オスマン帝国時代末期(20世紀初頭)くらいまで同様の様式のモスクが建築されていたんだとか。

今回登録された5つのモスクはそれぞれ下記。
・中央アナトリア地方
トルコ中西部・エスキシェヒル県のシヴリヒサール・モスク
トルコ中西部・アンカラ県のアルスラーンハーネ・モスク
・黒海地方
トルコ北部・黒海に面するカスタモヌ県のマフムート・ベイ・モスク
・地中海地方
トルコ中央部・コンヤ県のエシュレフォール・モスク
→コンヤ県自体は中央アナトリア地方に属していますが、、所在地に近いベイシェヒル湖を挟んで対岸が地中海地方に属しているので、一番近いのはここかな…と。
・エーゲ海地方
トルコ中西部・アフィヨンカラヒサール県のアフィヨン大モスク

アンカラ県のアルスラーンハーネ・モスクは13世紀に建てられたという、トルコで現存する最古のモスクなのだとか。
外観はそうでもないようですが、内装はとてもカラフルなようです。
24本の木柱で屋根を支えており、その柱の一部はハアザミ科の植物・アカンサスの葉がモチーフになっているとか。
ギリシャ建築のモチーフで多用される植物らしいので、ギリシャ風味ですかね。

それ以外のモスクも、内装の木製部分は幾何学模様や花をモチーフとしたカラフルな装飾に彩られているようで、こういった装飾を「カレム・イシ」と呼ぶそう。
「カレム」と呼ばれるブラシで塗装しているからこの呼び名のようですが、どのモスクのものも保存状態が良いとの事。

イコモスは「情報照会」を勧告していたようですが、会議では5つのモスク全てが見事な木柱列構造技術を見せている事、内装や調度品等に施されている「カレム・イシ」が良い保存状態で、技術も精巧な事が評価されて「登録」を勧告されたものと思われます。

因みに、申請名は「木柱と木製上部構造を備えたアナトリアの中世モスク群」でした。





もう中秋の名月はとっくに過ぎていた…。

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…という事で、中秋の名月の頃に月の周りに環が出来ていたので。
後、団子。


24_10_4_24sanma
そして、今季初の秋刀魚!!
秋の味覚良いよねぇ…(

昔はあんまりサツマイモ好きじゃなかったんだけど、今はサツマイモ系商品結構買っててだなぁ。
好きじゃなかったのも、きっと甘いものがあんまり好きじゃなかったからかなぁ。




妻の大阪土産。
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りくろーおじさんシリーズ!!
551と並ぶ、大阪の定番土産ですね。
アップルパイはシナモン薄めの皮サクサク、中身ホクホク。
チーズケーキは温めるとぷるんぷるんになるの。ふわとろでサクッと消えて行った…。
因みに、チーズケーキの下にはレーズンが仕込まれています。

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後、大阪で会ったツイッターのフォロワーさんからのお土産。
漫才やってるパンダのバウムクーヘンなんだけど、絵柄の周りが切り取れるようになってて、可愛いのよ。
勿論、バウムクーヘンなんで美味しい!


…と、まぁ、食べ物の話ばっかりになってしまったな。
秋だし良いか。

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