« ジャテツとザーツホップの景観 | トップページ | バタフライ・エフェクト »

2024年6月 9日 (日)

ヴァイキング時代の円形要塞群

2022年分として登録された、デンマークの世界文化遺産です。

デンマークに点在するヴァイキングの円形要塞群が世界遺産となっています。

今回登録されたものはユトランド半島北部・フィルカット、ユトランド半島中部・アッガースボルグ、東部フュン島・ノンネバッケン、東部シェラン島・トレレボー、シェラン島・ボーグリングの5件。
また、円形要塞自体はスウェーデンにも存在しているとの事。

これらはヴァイキングの王であるハーラル1世"青歯王"(958年頃~985年頃?)が建造したもので、いずれも円形の城壁に囲まれ、十字路と対角線上に4つの門が設置された施設となっていました。
直径は要塞毎に異なっており、一番小さいボーグリングの要塞が幅120mなのに対し、アッガースボルグの要塞の幅は240mと2倍もの大きさがあるようです。
いずれも重要な陸地や海路の近くに作られている事から、周囲の地形に合わせた防御用設備だとする説をはじめ、様々な説があるようですが、まだハッキリとした事は分かっていないようです。
住居や倉庫といった生活の場の跡、ヴァイキング独自の宗教様式と思われる墳墓が発掘されている事から、単なる軍事施設というだけでなく女性や子供を含む様々な人々が暮らす集落のような感じだったと思われているようです。
ただ、施設内に農地のような場所がない事から、資源は周囲の集落等に頼っていたと見られています。

要塞群の発掘調査は1930年代になってからで、実に1000年近く手付かずの状態で放棄されていたと思われます。
この発掘調査での測定によれば、要塞群はいずれも975年頃から使用されたようですが、短い施設で5年程しか使用されておらず、20年以上継続的に使用された要塞はなかったようです。

ハーラル1世は960年頃にキリスト教の洗礼を受けて改宗したようですが、それより後の設備でヴァイキングの宗教様式の墳墓が出来ているのは中々に興味深いですね。
そして、同じくデンマークの世界遺産「イェリング墳墓群」には彼のデンマーク統一、ノルウェー支配、デンマークのキリスト教化という3つの事績がルーン石碑として残っているようで…キリスト教的事象だけどルーン文字で残っている、こちらも興味深い。

結局、目的が判明していない施設ではありますが、ハーラル1世には真偽も時期も分からないけどアイスランド征伐の話もありますし、その他にも3都市の司教としての役割を担っていたと言う逸話もあるので、洗礼後もこういった施設が必要だったのかもしれませんし、寧ろ軍事施設ですらなかった可能性もありますね。

因みに、ハーラル1世"青歯王"は通信技術「Bluetooth」の語源になったんだとか。
これはデンマークとノルウェーを交渉による無血統合させた彼の事績が因んで名付けられたようです。
何故「青歯」なのかは…イングランド語の「首領、族長」やデンマーク語の「暗い、浅黒い」が由来の「浅黒い首領」の意説、当時高価な色だった「青色」の衣を着用していたから説等があるようです。






あっという間に1週間過ぎてしまった。
最近はポケ擬設定の見直し+整理をしようとまとめています。
世代によって設定の書き方が違うので、ちょっと揃えようかな…と。
そのうち、既にアップしている設定も整理したものに差し替え予定。

新作作れると良いね…(


…という訳で、6月9日はブログペット設置から19周年!!
こちらも後1年で大台だ…思えば遠くへ来たものだ。

既にサービス終了して久しいけど、覚えてる限り祝って行きたいわね。






24_5_21_chimichurri_sauce_hamburg-steak
チミチュリソースハンバーグ。

チミチュリは肉料理や魚のムニエルにかけられる、アルゼンチン発祥のソース。
オリーブオイルとワインビネガーに刻んだパセリ、ニンニク等が入っているというソースで、アルゼンチン以外の中南米でもポピュラーなのだとか。

まぁ、そんな訳でハンバーグに合わない訳はないのよね。
酸味が効いていて、スパイシーでもあるので、ご飯が進む。
進まない筈はないよねぇ。


24_5_29_cheese_mexican_avocado_whopper
アボカド食べたかったので、バーガーキング。
丁度、チーズ メキシカン アボカド ワッパーが出ていたので。

|

« ジャテツとザーツホップの景観 | トップページ | バタフライ・エフェクト »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ジャテツとザーツホップの景観 | トップページ | バタフライ・エフェクト »