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2024年5月12日 (日)

昨日の事のように…

大ゾイド博以来の東京ドームシティ!!
今度は何かと言うと、これです。

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Riverdance!!

2008年に赤坂ACTシアターで、2015年に渋谷の東急シアターオーブで観て以来。
コロナ禍もあったとは言え、来日は実に9年振りなのだな…。

日本初公演から25周年らしいですよ。
マジか。

ジュネーブ公演のDVDを借りた時の解説と感想書いた記事:これ

2008年の記事こちら

2015年の記事こちら


2006年にえいるさんから布教と称してDVDがレンタルされて以来、普段は演劇とか舞台を殆ど見てない訳だけど、Riverdanceが来日すると必ず観に行くようになってるなぁ。
ここだけ文化人的な気分になるw


24_5_11_riverdance2
さて、今回は会場としては赤坂、渋谷よりも規模が小さい会場と思います。
その為か、演者さん達の人数も抑え気味に見えました。
…いや、規模感で言ったら赤坂と同じくらいかなぁ。


後、物販とかなかったです。
パンフもなし。
その代わり、「Finale(フィナーレ)」のみケータイによる撮影が可能。
SNSに動画をアップする事も許可されています。


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そういう訳で、最後だけ写真撮った(


いやぁ、相変わらず良い公演でしたわ。
「Reel Around The Sun(太陽を巡るリール)」の導入からもう鳥肌立っちゃうわね!
いよいよ始まるって期待感もあるのよ。

一番お気に入りの演目「The Countess Cathleen(キャスリーン伯爵夫人)」は今回も素晴らしかった。
やっぱえぇな。

第一部。
1.「Reel Around The Sun(太陽を巡るリール)」
いつも通り、縦笛「ロゥホイッスル」の音色から入る。
Riverdanceの開演を告げる演目。
男性メインダンサーが初登場する演目でもあります。

2.「The Heart's Cry(心の叫び)」
歌パート。
今回はスモークが幻想的だった。

3.「The Countess Cathleen(キャスリーン伯爵夫人)」
好き。
The Heart's Cry(心の叫び)終わりのキャンドルを消す演出から既に好き。
女性のしなやかさ、たおやかさ、強さ、気高さ等が表現されている演目だと思う。
女性メインダンサーが初登場する演目でもあります。
元となった戯曲「キャスリーン伯爵夫人」はバッドエンドっぽいけど。
伯爵って言うからイギリス統治後なんだろうなぁと思ってたら、戯曲の方はジャガイモ飢饉の頃の時代設定らしい。

4.「Caoineadh Chu Chulainn(クーフラインの哀歌)」
演奏パート。
バグパイプの一種「イリン・パイプ」が使用されています。
そう言えば、このクーフラインってクー・フーリンの事ですわね。
ケルト神話に登場するゲイボルグ使いの英雄。
神話の例に漏れず、ケルト神話もスカサハや女王メイヴ、フェルグス・マック・ロイ、フィン・マックール、ディルムッド・オディナ等やべぇやつのオンパレードだけど、ケルト神話みのある演目はここくらい。

5.「Thunderstom(落雷」
力強く、かっこいいタップダンスを見られる演目。
冒頭の稲妻を背景に佇む男性ダンサーのシルエットが素晴らしい。

6.「Shivna(シヴナ)」
ダンサーもいる歌パート。
安定の上半身。
これ、月の女神とかに惑わされて狂った人みたいな表現かな。
元は狂人スウィーニー(シヴナ)だとか。
ラストの「シヴナ」連呼が好き。

7.「Firedance(ファイアーダンス)」
フィギュアスケーターの鈴木明子さんがショートプログラムで選んでいた曲目。どうやら、宮原知子さんも選んでた模様。
力強いフラメンコが見られます。
アイリッシュ・タップダンスとはほぼ対極の、柔軟な体使いが見ていて面白いです。
まぁ、どっちも力強さを感じるのは変わらないんだけど。
フラメンコダンサー、フィニッシュ時に両腕ガッツポーズをしてて気になったり。
コロンビア!!

8.「Slip into Spring-The Harvest(春はそこまで-収穫)」
リバーダンス・オーケストラオンリーの演目。
今回は背景にアイルランド的な雰囲気の丘陵地帯が映っていて、良かったですね。
しかも、季節が移ろって行くの。
バイオリンの一種「フィドル」担当の女性、弾き終わり方かっこいい。
そう言えば、今回はトライアングルはなかったな…。

9.「Riverdance(リバーダンス)」
この曲も良くフィギュアスケートの曲に選ばれるようです。後、「太陽を巡るリール」もね。
歌から入って、ダンスパートへ。
両面太鼓「ランベグ」も入り、最後は一列で壮観のタップ!
この一糸乱れぬラインダンスがアガる訳ですよ。
大盛り上がりで第1部が終幕するのが凄いよね、ホクホクする。

尚、渋谷で逆だった「Sivna(シヴナ)」と「Firedance(ファイアーダンス)」はまた元(?)の順番になってました。


第2部。
構成も内容も結構変わってた印象。

10.「American Wake(アメリカンウェイク)」
リバーダンスの歴史を辿る第2部の始まり。
アイルランドの農村のシーンからで楽しげな雰囲気やしっとりするパートもあります。
まぁ、「ウェイク」って「通夜」って意味だし。
第1部のラスト「Riverdance」で手拍子したからか、最初から手拍子する観客が多かったです。

11. Harbour of the New World「新世界の港」
幾つかの場面から成る組曲。
ここの構成が結構変わったりしているようです。
…まぁ、毎回変わってるように見えるけど。

一.「Heal Their Hearts-Freedom(心を癒して-自由)」
ここは今回ありませんでした。
男性の独唱良かったんだけどなぁ…公式サイトのプログラム紹介からも抜けてるんだよなぁ。。

二.「Trading Taps(タップの競演)」
本公演における笑える演目です。
背景がパワーアップしていて、ありありとニューヨークが舞台って分かるようになっていました。
ダウンタウンとブルックリンって書いてあったし。
「フィドル」とアルトサックス、アイリッシュ・タップダンスとアメリカのタップダンスが共演する楽しい内容。
ニューヨーカーのタップダンサーがコミカルなのです!

三.「Morning in Macedonia/The Dervish(マケドニアの朝/ザ・ダーヴィッシュ)」
渋谷までは独立したプログラムとして紹介されてたような…。
「ロゥホイッスル」による物静かな演目が入ります。
…朝、の筈だけど背景は月夜だったな。。
背景は月夜のまま、ロシアン・ダーヴィッシュに繋がります。
前回はロシア的なモスクだったんだけど、まぁ、昨今の色々な事情があったのでしょう。
演目名も変わってしまっていたものの、演目自体なくならなかったので良かったです。
お気に入りの振付の一つだった、コサックダンス風の振付はなかったですが、もう一つのお気に入りの振付は見せてくれました。
歓声上がってて嬉しかったですw
「少し宙に浮かされた女性が両足を地面と水平に回転。その足は男性の上げた片足の下を通過。すると、男性が上げていた足を下ろし、すぐさまもう片方の足をあげてその下を女性の両足が通過する…ってのを高速でやってる」って振付。
あれ、なんて名前ついてるんだろう。

四.「Oscail an Doras(Open the Door)(扉を開けて)」
タップ演目。
渋谷に続き、今回もプログラムに入ってなかった模様。
うーん、人数の関係??
それとも、「アンナ・リヴィア」と差し替えでプログラムから完全に抜けてる?
段々テンポ上がってくのと、終わり方が好き。

五.「Andalucia(アンダルシア)」
フラメンコパート、再び。
背景が更に進化してて、よりスペインに。
最初はアンダルシア地方の町の路地裏って感じ。次に都市部の街中って感じ。
んで、やっぱりフィニッシュでコロンビアするのよ。
気になる。

六. 「RiRa(リ・ラ)」
今回も演目に入っていませんでした。
かなり好きな演目なんだけど…再編成で外れちゃったかなぁ。

12.「Anna Livia(アンナ・リヴィア)」
歌とダンスのパート。
河川をイメージした演目だったと思う。
女性ダンサーによる高速タップも披露されます。

13.「Slow Air And Tunes(スロー・エアー・アンド・チューンズ)」
昔と演目名ちょっと変わってる(
「フィドル」、片面太鼓の「バゥロン」によるセッションです。
「バゥロン」、かなり音階の幅が広い。。

14.「Home and the Heartland(ホーム・アンド・ザ・ハートランド)」
リバーダンス・シンガーズによる歌唱パート。
この辺りは非ダンス演目が続きます。

15.「Heartland(ハートランド)」
最初のスポットライトがいよいよフィナーレ感を演出。
2006年当時、「MOTHER2」のトンズラブラザーズバンドのライブみたいな入り方って感想残してましたわ(
メインダンサー2人によるダンスに「ランベグ」も入ります。
最後はダンサーが集まって1列に並びます。
男性メインダンサーの高速タップも見所!

16.「Finale(フィナーレ)」
インタナショナルじゃなくなった(
第2部のトリ及び、Riverdance最後の演目。
今まで出て来た出演者達が少しずつ自分のパートを披露しつつ集まってきて、盛大なフィナーレを迎えます。


いやぁ、楽しかった。
そう言えば、渋谷の時は何回かアンコールあったような気がしたけど、今回はなかったなぁ。





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夕飯はラーメン。
醤油煮干し。

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