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2019年3月15日 (金)

いよいよ開幕

ここの所、衝撃的なニュースが多いな…。。







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先日食べに行った、ラーメン屋さん。

坦々麺とパイコー醤油ラーメン。

坦々麺美味しかったな…パイコー乗せられるようなので、それも良いと思う。
汁なしも試してみたい。
辛さと花椒の量を調節できるのも実家の近所にある坦々麺屋さんみたいで良いね。

醤油ラーメンも醤油にあるまじき白さw
醤油白湯とでも言うべきだろうか…パイコー乗せるなら、めっちゃ相性良さそうなラーメンだな。
こちらも気になる。


また行こうと思う。







さて、F1は冬季テストも終わりまして、いよいよオーストラリアGPが開幕!
各チームを見てみる事としましょう…。


メルセデスAMG
メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ/ドイツ
本部:イギリス・イングランド・ノーサンプトンシャー州ブラックリー、ノーサンプトンシャー州ブリックスワース
チーム非常勤会長:ニキ・ラウダ
チーム代表:トト・ヴォルフ
最高開発責任技術者:アンディ・カウエル
最高技術責任者:ジェームス・アリソン

ドライバー
No.44 ルイス・ハミルトン/イギリス
No.77 バルテリ・ボッタス/フィンランド

リザーブドライバー
エステバン・オコン/フランス

テストドライバー
ストフェル・ヴァンドールン/ベルギー
エステバン・グティエレス/メキシコ

マシン:メルセデスF1 W10 EQ Power+
パワーユニット:メルセデス M10 EQ Power+

ドライバーラインナップは変わらないが、リザーブドライバーやテストドライバーは変化が。
昨年、フォースインディア/レーシングポイントから出走していた育成ドライバーのオコンがシートを失った為、リザーブドライバーに。テストドライバーには、同じくマクラーレンのシートを失ったヴァンドールン、そして数年前にザウバーから出走していたグティエレスが就任。

マシンはシルバーにメインスポンサーのペトロナスグリーンを配した、いつものカラーリング。
フロントウイングやマシンのサイドに走らされているペトロナスグリーンはいつも通り、疾走感溢れる速そうなデザイン。
シルバーと黒のグラデーションになっているエンジンカバーには何やら模様が…良く見たら、メルセデスのエムブレムである、スリーポインテッド・スターが細かく描かれていました。
昨年に引き続き、Tウイングが装備されているのが見えます。まぁ、この辺はサーキット特性によって付けられたり外されたりしますが…。
リアウイングの翼端板は何やら少し複雑な処理になってそうな感じ。
ハローはシルバーに塗装され、より一体感のある感じに。
冬季テスト2回目では、ノーズに括れを付けたものを持参。括れから先、ノーズの先端部分は緩やかに膨らんでいます。
この形から、球根ノーズと呼称されていますが、これは明らかに亀…いや、何でもない。
冬季テストを通して、高い信頼性を見せていたチャンピオンチーム。しかし、両ドライバー共、ハンドリングに難ありと言っているので、特に予選ではフェラーリに遅れを取る可能性もある。
メルセデスの開発能力は高いので、開幕戦までに何処まで修正できているかは楽しみな所。

レーシングスーツはシルバーにペトロナスグリーンのラインが入った、いつもの感じ。


フェラーリ
スクーデリア・フェラーリ/イタリア(開幕戦・オーストラリア以降はスクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウとする可能性あり。)
本部:イタリア・エミリア=ロマーニャ州モデナ県マラネロ
グループ会長:ジョン・エルカン
フェラーリCEO:ルイス・カミレッリ
チーム代表兼マネージングディレクター:マッティア・ビノット

ドライバー
No.5 セバスチャン・ベッテル/ドイツ
No.16 シャルル・ルクレール/モナコ

テストドライバー
ダビデ・リゴン/イタリア
アントニオ・フォコ/イタリア
パスカル・ウェーレイン/ドイツ
ブレンドン・ハートレー/ニュージーランド

マシン:SF90
パワーユニット:フェラーリ Ferrari 064

セルジオ・マルキオンネ前会長が急逝し、ジョン・エルカンに変わったフィアット・クライスラーグループ。
チームを取り巻く環境だけでなく、チーム自体にも変化が。
冬の間にチーム代表のマウリツィオ・アリヴァベーネが更迭され、マネージングディレクターのマッティア・ビノットが新チーム代表に就任。今の所、マネージングディレクターと兼務するとの事。
ドライバーはライコネンに代わり、育成ドライバーで昨年ザウバーからF1デビューしたルクレールが昇格。
テストドライバーにも育成ドライバーのリゴンとフォコがラインナップされている。そこに、育成ドライバー契約を結んでいたメルセデスと話し合ってフリーとなったウェーレイン、昨年出走していたトロロッソのシートを失ってレッドブルの育成枠からも弾かれたハートレーが新たに加わった。

マシンカラーリングは伝統のレッド。しかし、定番の光沢塗装ではなく、少しでも重量を軽くしてパフォーマンスを重視する為にマッド塗装としたようだ。
フロントウイングの最後部やエンジンカバーの後部等にメインスポンサーのMission Winnowのロゴと同じ色味のブラックが配されている。昨年までのホワイト部はスポンサーロゴ程度になったので、より引き締まった印象に。
尚、オーストラリアではMission Winnowのロゴの代わりに、フェラーリ生誕90周年を祝う「90th」の文字が入っている。
ハローの配色もブラック。
ターボエンジンに繋がれる、2本のウェイストゲートテールパイプがメインエキゾーストパイプの上に縦並びに配置されているのが特徴。ウェイストゲートテールパイプからの排気ガスをリアウイングに吹き付けて、追加のダウンフォースを生み出す狙いがあると見られる。
また、エキゾーストパイプの上に配置する事で、従来よりリアを絞り込んで空力を良くする狙いもあると思われる。
尚、一般的な配置はエキゾーストパイプを挟んでウェイストゲートテールパイプが左右に配置されている形。
また、フロントウイングは先に発表されたアルファロメオと同じように、外側に傾斜したフラップを持つ。それに加え、傾斜したフラップは角度がついて捻れているようになっている。
コックピット上部の吸気口は三角形。去年からサイドポッド上部にあった開口部は更に狭くなっている。そして、リアウイングの翼端板の処理は複雑。
去年にフェラーリが開発した、空力バックミラーはなくなって普通のバックミラーになっており、Mission Winnowのロゴが入れられている。
オーストラリアではここもMission Winnowのロゴは抜けている模様。
冬季テストでは、オーバル型のTウイングが装備されているのが確認された。
また、冬季テスト全8日間を通して、高い信頼性と速さを見せており、現時点でメルセデスより0.5秒は速いのではないかと言われている。
シーズンを通して力強い進歩を続ければ、十分メルセデスを上回れると思われる。

レーシングスーツはいつものフェラーリ・レッド。
胸元のMission Winnowのロゴが目を引く。
オーストラリアでは勿論、このロゴが「90th」ロゴに変わっている筈。


レッドブル
アストンマーチン・レッドブル・レーシング/オーストリア
本部:イギリス・イングランド・バッキンガムシャー州ミルトンキーンズ
グループ会長:ディートリッヒ・マテシッツ
モータースポーツアドバイザー:ヘルムート・マルコ
チーム代表:クリスチャン・ホーナー
最高技術責任者:エイドリアン・ニューウェイ
技術責任者:ピエール・ワシェ
ホンダ マネージングディレクター:山本雅史

ドライバー
No.33 マックス・フェルスタッペン/オランダ
No.10 ピエール・ガスリー/フランス

リザーブドライバー
セバスチャン・ブエミ/スイス

マシン:RB15
パワーユニット:ホンダ RA619H

チーム首脳陣の変化はなく、ドライバーの変更のみ。
ルノーに電撃移籍したリチャルドに代わり、トロロッソから昇格したガスリーがフェルスタッペンと組む。
また、パワーユニットもルノーからホンダに変更。その1年目となる。

マシンはこれまでと変わらず、ネイビーが基調。赤い模様がまるで迷彩のようにマシン全体に巡らされており、テスト用カラーリングだと説明されている。
迷彩効果もあってか、細部はあんまり良く分からないけど、リアがかなり絞り込まれているように見える。
ハローの色はネイビー。
冬季テストにおいて、正式カラーリングがお披露目。
昨年までと同様、いつものレッドブルカラーである。
空力の鬼才、エイドアン・ニューウェイが久々に本腰を入れたマシンである為、どんな仕掛けが施されているのかは気になる所。
フロントウイングはメルセデス型…従来型に近いコンセプトの形状。
この型はダウンフォース生成に向いている型だと思われており、空力マシンとして名高いレッドブルのマシンにはピッタリなのではないかと思われるが…フェラーリ型ノフロントウイングに変更する可能性にも言及している。
冬季テストではガスリーの2度のクラッシュ等により2回目の後半2日間をほぼ棒に振る結果となったが、パワーユニット的には信頼性は高い模様。
レッドブル側が「ホンダには自由にパワーユニット作ってもらった。」と言っている割にはリアがかなり絞り込まれており、テスト後のホンダ側コメントでは「ちょっとタイトにパッケージングしすぎた。」と言っている事から、結構無理していた模様。
ホンダはタイトにし過ぎたのを修正すると言っているようなので、開幕戦はまたちょっと変わっていると思う。
パワーユニットの信頼性はある程度見せたものの、問題は馬力。
シャシーとの総合戦闘力でどの程度メルセデスやフェラーリに匹敵できそうかが見えていなかったので、関係者の間でも疑問となっている所である。

レーシングスーツもいつも通りのネイビー主体のレッドブルカラー。


ルノー
ルノー F1チーム/フランス
本部:フランス・ヴィリー=シャティヨン
エンジン部門:イギリス・イングランド・オックスフォードシャー州エンストン
スペシャルアドバイザー:アラン・プロスト
チーム代表:シリル・アビテブール
エグゼクティブディレクター:マルチン・ブコウスキー
技術責任者:ボブ・ベル
シャシー・テクニカルディレクター:ニック・チェスター
エンジン・テクニカルディレクター:レミ・タフィン

ドライバー
No.3 ダニエル・リチャルド/オーストラリア
No.27 ニコ・ヒュルケンベルグ/ドイツ

リザーブドライバー
セルゲイ・シロトキン/ロシア

テストドライバー
ジャック・エイトケン/イギリス
周冠宇/中国

マシン:R.S.19
パワーユニット:ルノー E-Tech 19

チーム首脳陣には変わりはないものの、御存知の通り、会長のカルロス・ゴーンが退任。ゴーンはF1チームに本腰を入れようとしていたようなので、退任がどのように影響するかは未知数。
一応、ルノー本体がチームへの支援を強化してきている流れは続いているのか、チーム正式名が若干変更されたのが継続されている。
ドライバーはレッドブルから移籍してきたリチャルドがサインツJr.に代わってヒュルケンベルグの相方となる。
その他、昨年所属していたウィリアムズのシートを失ったシロトキンがリザーブドライバーとして加入。
テストドライバーにはエイトケンと周のルノー育成ドライバーが名を連ねる。

マシンはルノーの象徴である黄色と黒のカラーリングを継続。横から見ると、だいぶ黒の面積が広い気がする。
フロントウイングのフラップは波打つような形になっている。
ハローの色は黒。
コックピット前のボディの左右両端に整流用と思われるフィンがついているのが特徴的。
また、突起ノーズの左右にはフェラーリ等の多くのチームと同じような穴が見える。
パワーステアリング以外を新設計しているとしており、これから見た目がガラリと変わる可能性がある。
更に、パワーユニットも新設計のようで、馬力がかなり上がったと言われている。
メルセデスやフェラーリのパワーユニットとの差を何処まで縮めてきたのか、昨年型から進化させる事を選んだホンダとの差はどうなのか、気になる所である。

レーシングスーツは黒が主体で、そこに黄色が配されている。


ハース
ハース F1チーム/アメリカ
本部:アメリカ・ノースカロライナ州カナポリス
ヨーロッパ拠点:イギリス・イングランド・オックスフォードシャー州バンベリー
グループ代表:ジーン・ハース
チーム代表:ギュンター・シュタイナー
技術責任者:ロブ・テイラー
チーフエンジニア:小松礼雄

ドライバー
No.8 ロマン・グロージャン/フランス
No.20 ケビン・マグヌッセン/デンマーク

テストドライバー
ピエトロ・フィッティパルディ/ブラジル
(サンティノ・フェルッチ/アメリカ)

マシン:VF-19
パワーユニット:フェラーリ Ferrari 064

チームの運営体制には変更ないが、イギリスのエナジードリンクメーカーであるリッチエナジーをタイトルスポンサーに迎えた。
ドライバーは引き続きグロージャンとマグヌッセンを起用し、数少ないドライバーラインナップの変わらないチームとなっている。
テストドライバーに、2度のワールドチャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫、ピエトロが加入。
昨年に下位カテゴリーのF2で問題行動を起こして所属チームを解雇されたフェルッチが今季もテストドライバーとして残っているかは確認出来なかった。

マシンカラーはリッチエナジーに合わせて黒地に金の差し色。リッチエナジーのロゴ等は金色で入れられている。
カラーリング的にはタバコの銘柄のJPSと同じだが、JPSカラーより金色の部分が少なく感じる。
また、ハースのロゴ等は白で書かれている。
マシンの詳細は、公開された画像の背景が黒いのもあって良く分からないが、ノーズ辺りを見る限りは、2018年マシンを使った色見せのように見えた。
一番始めに2019年マシンをお披露目したチームながら、ジャーナリストが冷静な感じだった為、2018年マシンに2019仕様のフロントウイングとリアウイングを搭載し、カラーリングを変えたものと思われる。
フェラーリパワーユニット勢の為、ウェイストゲートテールパイプが縦並びになっている筈であり、それに伴って、リアがかなり絞り込まれるであろう。
テスト走行の動画もあるが、一瞬なので良く分からん。
ハローの色も黒。
冬季テストでは、他チームに比べると高い位置にTウイングが装着されているのが確認された。
サイドポッド横の垂直フィンやリアウイングの下部等に複雑な意匠が確認できるような…垂直フィンなんかは、見る角度によってはミサイルを搭載しているようにも見えたりする。
リアウイング下部辺りのは熊手とか孫の手みたいに見える。
結構色々と特徴的そうだ。

レーシングスーツもマシンカラーと同様で、もうJPSカラーっしょ!
みたいになってる。

マクラーレンF1チーム/イギリス
本部:イギリス・イングランド・サリー州ウォーキング
CEO:ザク・ブラウン
スポーティングディレクター:ジル・ド・フェラン
パフォーマンスディレクター:アンドレア・ステラ
テクニカルディレクター:ジェームズ・キー
(アンバサダー:ミカ・ハッキネン/フィンランド)

ドライバー
No.55 カルロス・サインツJr./スペイン
No.4 ランド・ノリス/イギリス

リザーブドライバー
セルジオ・セッテ・カマラ/ブラジル
フェルナンド・アロンソ/スペイン

マシン:MCL34
パワーユニット:ルノー E-Tech 19

昨年から色々と変更されたマクラーレン。メインの首脳陣は変更ないが、冬の間にトロロッソから引き抜いたジェームズ・キーがテクニカルディレクターとして加入。
キーは評価の高い人物であるが、その影響が明確に現れるのは来季マシンからになると思われる。
ドライバーはF1から退いたアロンソに代わって、ルノー(とレッドブル)からサインツJr.が移籍。アロンソは同郷の後輩にシートを託した。
また、ヴァンドールンに替えて2018年のF2でランキング2位になったノリスを起用。ノリスは去年、テストドライバーとしてチームに加入していたので、事実上の昇格である。
また、リザーブドライバーに若手ドライバーのセッテ・カマラと並んで、アロンソが名を連ねる。
ほぼアドバイザー的な感じなのだろうけど、アロンソ自身はマクラーレンが強くなれば、2020年シーズンにでも復帰しようと考えていると思う。
ハッキネンがアンバサダーとして継続しているかは謎。

マシンのカラーリングはマクラーレン創設者、ブルース・マクラーレンの母国であるニュージーランドのナショナルカラー、パパイヤオレンジを継続。
フロントウイング、リアウイングの他、エンジンカバーの後部はブルーに塗装されている。
ハローは黒。
気になるのは、ノーズ先端の処理。穴が3つ開いているうえに、メインとなる中央の穴は真ん中の柱によって、2つに分断されている。この4つの穴はそれぞれ別の場所に気流を導いている筈である。
また、サイドポッド上部がウイングのように真横に伸びているのも特徴的。
冬季テストを見学したアロンソ曰く「昨年のマシンよりかなり改善した。」という今季マシン。
トラブルでストップする事はあったが、確かに冬季テスト中にトップタイムを出す等、ルノーのパワーユニットが強力になっているのもあってか、戦闘力は去年より高いかもしれない。

レーシングスーツはパパイヤオレンジとブルーの比率がマシンカラーと反転した配色となっている。


レーシングポイント
スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム/イギリス
本部:イギリス・イングランド・ノーサンプトンシャー州シルバーストン
チームオーナー:ローレンス・ストロール
チーム代表:オットマー・サフナウアー
技術責任者:アンドリュー・グリーン

ドライバー
No.11 セルジオ・ペレス/メキシコ
No.18 ランス・ストロール/カナダ

マシン:RP19
パワーユニット:BWTメルセデス M10 EQ Power+

元サハラ・フォース・インディア/レーシングポイント・フォース・インディア。
昨年夏にオーナーがカナダの大富豪、ローレンス・ストロール率いるコンソーシアムに代わり、チーム名が変わっていた。
今年は遂にフォース・インディアの名前が下げられ、新たにケニアのオンラインスポーツ賭博(ブックメーカー)企業のSportsPesaがメインスポンサーに。
しかし、チームロゴはフォースインディア感が残っている。
チーム代表はCOOだったサフナウアーが就任。チーム代表やチーム副代表はいなくなったが、一応、旧体制を引き継いでいる形だ。
ドライバーはオコンに代わり、新オーナーの息子であるランス・ストロールが起用。ペレスとコンビを組む。
今の所、リザーブドライバーやテストドライバーは公表されていない。

マシンは今までと同じく、オーストリアの水関連の総合企業、BWTのコーポレートカラーであるピンク。そして、今年はフロントウイングの後部やエンジンカバーにSportsPesaのコーポレートカラーであるネイビーが加わっている。
ハローはピンクがメインで、上部はネイビー。
カラーリングはお披露目されたが、2019年型マシンについては冬季テストにて明らかに。
昨年までの特徴であった鼻の穴ノーズの進化系に、サイドポッド前の柵状フィンが見られ、リアにはTウイングが装着されているようだ。
その他、マクラーレンやアルファロメオのようにサイドポッド上部に水平フィンがあります。飛行機の主翼のように、先端だけ垂直になっているようだ。
また、バックミラーの取り付け方法が他チームとは違って、サイドポッドの水平フィンに取り付けられている。
他チームではメインの支柱がコックピット前の本体から伸びていて、サイドポッド上部からも支柱が伸びているが、そうしなかったのは、おそらく、メインの支柱によって気流が乱れるのを防ぎたかったのではないだろうか。
しかし、このソリューションは問題視されているようで、改良されると報道されている。
また、開幕戦にはガラリと変わったマシンをお披露目するとアナウンスされている。
そうなると、他チームより余計にフリー走行が大事になる筈である。

レーシングスーツは上半身が今までと同じピンク色。下半身はネイビーが大部分を占めている。


アルファロメオ
アルファロメオ・レーシング/スイス
本部:スイス・チューリッヒ州ヒンウィル
チーム創設者:ペーター・ザウバー
チーム代表:フレデリック・ヴァスール
技術責任者:シモーネ・レスタ

ドライバー
No.7 キミ・ライコネン/フィンランド
No.99 アントニオ・ジョヴィナッツィ/イタリア

テストドライバー
マーカス・エリクソン/スウェーデン
タチアナ・カルデロン/コロンビア

マシン:C38
パワーユニット:フェラーリ Ferrari 064

元ザウバー/アルファロメオ・ザウバー。
現在参戦しているチームで4番目に古いチーム、そして歴史あるプライベーターチームの1つだったが、アルファロメオがチームの命名権を購入した事により、ザウバーの名前はチーム名から消える事となった。
チーム運営は顔触れ含め、ザウバー時代と変わっていない。
ドライバーはフェラーリに昇格したルクレールに代わって、フェラーリからライコネンが加入。
また、リザーブドライバーのジョヴィナッツィがエリクソンに代わって昇格した。
テストドライバーは女性ドライバーで今年F2に挑戦するカルデロンが継続。また、シートを失ったエリクソンもアンバサダーを兼任する形でチームに残った。

真っ先に2019年シーズンのマシンを発表したチームだが、そのマシンはテスト専用カラーリング(バレンタイン専用カラーリング)としてお披露目された。
ダークレッドの渋いカラーリングは良くみると、黒地に赤い模様が入っているから。
この赤い模様はハートマークや四つ葉のクローバー(アルファロメオの象徴、クアドリフォリオ)。
ワークスフェラーリやハースのように、ウェイストゲートテールパイプが縦並びの配置。
また、新型フロントウイングが特徴的。フラップの長さが短く、フロントウイング翼端板まで到達していないように見える。更に、フラップは外側に傾斜しているようだ。
このデザインは全チームで最も極端なデザインとなっており、注目の的となっている。
他にも、マクラーレンのように3つの穴が開いているノーズを搭載していたり、リアウイングの翼端板の処理が複雑だったり(下部に沢山の角度が違うフィンが…)、サイドポッドの穴がフットボール型だったり、サイドポッドの上部にマクラーレンやレーシングポイントのような水平フィン(こちらは波打つ形)がついてたり、コックピットの上にある吸気口が四つ葉のクローバーみたいな形(更にその下に吸気口がある)だったり、特徴的なセクションが幾つもある。
また、コックピット上の四つ葉のクローバーみたいな吸気口は昨年からの持ち越しのようだ。
冬季テストで正式カラーリングがお披露目。
前方は白、後方は紅と去年と同様のカラーリングに。
エンジンカバーに描かれているアルファロメオのロゴは心なしか、でかくなっているような…。
そのような中、昨年とは異なり、ハローの色は紅になっている。
また、マシンのシャシー名も発表され、ザウバー時代の命名法則が継続されている。
その他、車体後部に「ザウバー・エンジニアリング」の文字が入る等、ザウバーとの繋がりを示すものが所々に残る。

レーシングスーツはホワイトが基調。胸元辺りだけ紅の帯が入っている。
昨年と同様のデザインだ。


トロロッソ
レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ/イタリア
本部:イタリア・エミリア=ロマーニャ州ラヴェンナ県ファエンツァ
モータースポーツアドバイザー:ヘルムート・マルコ
チーム代表:フランツ・トスト
テクニカルディレクター:ジョディ・エジントン
ホンダ マネージングディレクター:山本雅史
ホンダ テクニカルディレクター:田辺豊治

ドライバー
No.26 ダニール・クビアト/ロシア
No.23 アレクサンダー・アルボン/タイ

マシン:STR14
パワーユニット:ホンダ RA619H

ホンダとのパートナーシップ2年目。
レッドブルに昇格したガスリーに代わり、クビアトがレッドブルファミリー、そしてF1のレギュラーシートに復帰。
ブレンドン・ハートレーに代わり、2018年のF2でランキング3位となったアルボンを起用した。
アルボンはタイ人2人目のF1ドライバーとなった。
テストドライバーについては発表がなかったので、去年発表されたショーン・ゲラエルとはどうなっているかが不明。
トロロッソは今季から、フェラーリとハースのような体制に変化。
レギュレーションで流用が許されているパーツを全てレッドブルから譲り受けてる事になった。
しかし、パーツの製造が間に合わないので、レッドブルの昨年型マシンRB14のものを譲り受けており、1年落ちみたいな事になっている。
まぁ、そこら辺はハースも一緒だけれど…。
尚、この体制変更により、テクニカルディレクターのジェームズ・キーがチームを離脱。副ディレクターだったエジントンが昇格した。

マシンのカラーリングは評判の良かったレッドブル缶カラーを引き続き採用。
テスト走行時には、発表時とは異なるフロントウイングを搭載。アルファロメオに似た、外側に傾斜したフラップを持っている。
ハローはレッドブル缶のブルー。
冬季テストでは、昨年にフェラーリが導入した空力バックミラーが搭載されているのが分かったが、これは全チーム中唯一の採用事例となっている。

レーシングスーツは腰から下は昨年同様のレッドブル缶カラー。
上半身はレッドブルとの繋がりの強化を示すのか、レッドブルと同じネイビー。


ウィリアムズ
ロキット・ウィリアムズ・レーシング/イギリス
本部:イギリス・イングランド・オックスフォードシャー州グローブ
チーム代表:フランク・ウィリアムズ
チーム副代表:クレア・ウィリアムズ
最高技術責任者:パディ・ロウ

ドライバー
No.63 ジョージ・ラッセル/イギリス
No.88 ロバート・クビサ/ポーランド

テストドライバー
ニコラス・ラティフィ/カナダ

マシン:FW42
パワーユニット:メルセデス M10 EQ Power+

モータースポーツでも有名なイタリアの酒造会社、マルティーニとのスポンサー契約が終了したウィリアムズは今年、ROKiTとのタイトルスポンサー契約を締結。
ROKiTはグローバル展開を目指すイギリスの電気通信会社なのだとか。
ROKiTの共同設立者、ジョナサン・ケンドリックは1978年のアルゼンチンGPでグッドイヤーのタイヤエンジニアとして、ウィリアムズのアラン・ジョーンズを担当していたとか。
ドライバーはレーシングポイントに移籍したストロールに代わり、2018年のF2王者、ラッセルを起用。また、シロトキンに代わり、クビサが9年振りにF1に復帰した。
クビサは便宜上、リザーブドライバーからの昇格という形になる。
また、テストドライバーにはF2に参戦しているラティフィが起用されている。

マシンはまず、カラーリングの御披露目からだった。
新しいタイトルスポンサーであるロキットのカラーである、白と水色の爽やかなカラーリング。
水色はマシンを縁取るようなグラデーションになっている。
エンジンカバーのフィンは黒で、ハローはホワイト。
チームはマシンの開発が遅れてテスト走行と冬季テスト1日目、2日目を見送っており、完全な2019年マシンは冬季テストの3日目の朝にサーキットに到着。午後からテストを開始した。
テストでは、支柱の処理が他チームと異なるバックミラーと、少し変わったフロントウイングを装着している。
バックミラーはボディから伸びた支柱からぶら下がるように取り付けられた、懸垂式とでも言えそうなデザイン。
フロントウイングは薙刀の刃のようなデザイン。色が黒いので確認しづらいが、翼端板との接し点近くが不思議なデザインになっているような気がする。
走行時間が短くなってしまった為、走行距離は全チーム中最下位。両ドライバー共、マシンの出来には不満を持っているようで、まだまだ改善させなければならない事が判明した。
今のウィリアムズの資金力や開発環境を考えると、ここから劇的に向上させるのは並大抵の事ではなく、2019年シーズンは中段争いに加われない可能性もあるので、注視していく必要がありそうだ。

レーシングスーツは上半身が白、下半身が黒。境目に水色が差し色として入れられている。
チームシャツは黒地に鮮やかな水色ラインが入っていて、かっこいい。





さて、開幕戦はここ最近ではお馴染のオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキット。
マシンの熟成が進んでいない段階での半公道コースという事で、難しいサーキット故に余計に予想が難しいのですが…予想してみましょう!


予選
ポールポジション:ベッテル/フェラーリ
2番手:ハミルトン/メルセデスAMG
3番手:ボッタス/メルセデスAMG
4番手:ルクレール/フェラーリ
5番手:フェルスタッペン/レッドブル
6番手:ガスリー/レッドブル
7番手:リチャルド/ルノー
8番手:グロージャン/ハース
9番手:ヒュルケンベルグ/ルノー
10番手:ライコネン/アルファロメオ

11番手:マグヌッセン/ハース
12番手:サインツJr./マクラーレン
13番手:ペレス/レーシングポイント
14番手:クビアト/トロロッソ
15番手:ストロール/レーシングポイント

16番手:ジョヴィナッツィ/アルファロメオ
17番手:ノリス/マクラーレン
18番手:アルボン/トロロッソ
19番手:クビサ/ウィリアムズ
20番手:ラッセル/ウィリアムズ


決勝
優勝:ハミルトン/メルセデスAMG
2位:ベッテル/フェラーリ
3位:ボッタス/メルセデスAMG
4位:ルクレール/フェラーリ
5位:フェルスタッペン/レッドブル
6位:リチャルド/ルノー
7位:ヒュルケンベルグ/ルノー
8位:グロージャン/ハース
9位:マグヌッセン/ハース
10位:ライコネン/アルファロメオ

11位:サインツJr./マクラーレン
12位:ペレス/レーシングポイント
13位:ジョヴィナッツィ/アルファロメオ
14位:アルボン/トロロッソ

リタイア
ガスリー/レッドブル
ノリス/マクラーレン
クビサ/ウィリアムズ
ラッセル/ウィリアムズ
クビアト/トロロッソ
ストロール/レーシングポイント


F1は開発競争が激しいので、チャンピオンシップの流れが容易に変わったりします。
なので、開幕から数戦の大まかな序列しか予想できないんですが…。

フェラーリ、メルセデスがトップを争い、レッドブルがそこから少し遅れた所にいて、たまに優勝争いに絡む…という去年と同じ構図になると予想。
中段争いのトップはルノーとハースで、トップ3に何かあったら表彰台が狙える位置ではないかなと。
そのすぐ下、中段争いはレーシングポイント、アルファロメオ、マクラーレン、トロロッソの混戦で、レーシングポイントやアルファロメオ辺りは中段争いのトップ争い/表彰台争いに名乗りを挙げる可能性があるのではないかと思っています。
そして、ウィリアムズは下位に沈む事が殆どと予想。

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