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2016年7月 9日 (土)

古きと新しき

七夕とかガン無視してた…。
空も見上げなかったなぁ……と言っても、ベッドタウン故に天の川は見えなかったでしょうけど。
火星と木星くらいなら見えるで。

それと、梅雨何処行った。







続きから久々に鷺フォーミュラパロ!!

今年から始まった、新しい所です。
まぁ、時間取れなかったりぶっ倒れたりしてたから御無沙汰になったんですがねw
…いや、これを入れたい所に無理矢理ぶち込む為に遅らせたとも言う。(物は言い様)








第10戦・ヨーロッパGP(2)
アゼルバイジャン・バクー:バクー市街地サーキット
1周6.006km/51周
コーナー数:20

西アジアの国、アゼルバイジャンの首都・バクーに設置された市街地サーキット。
F1では2016年が初開催となり、ヨーロッパGPと名の付いたレースは2012年にスペイン・バレンシアで最後に行われて以降4年振りである。
サーキットは市内南西部の城壁に囲まれた「旧市街(イチェリ・シェヘル)」とその周りに築かれた「新市街」を巡るレイアウト。前半と後半は新市街地区間で、直角コーナーとストレートが多い典型的な市街地レイアウト。後半部分にはホームストレートに繋がる約2.2kmにも及ぶロングストレートがある。中盤は旧市街地区間で、曲がりくねった路地や旧市街地中心部をなぞるストレートと緩やかな高速コーナー、2つの直角コーナーの組み合わせで構成される。特にS字状になった8コーナー〜10コーナーはマシン1台分くらいの幅(約6、7mくらい)しかなく、城壁が最も間近に迫っており、タイトで特徴的なコーナーとなっている。
そのレイアウトから、平均速度・最高速度共に高く、高速の市街地サーキットと目される。その為、オーバーテイクの機会が多くなると予想されている。
1周が長く、特に予選ではトラフィックやアタック中のミス、黄旗、赤旗等で致命傷を受けやすい。また、狭い道幅とロングストレートによって、予選においてトラフィックが起こりやすい。
このコースはここ最近多くなってきた左回りのサーキットで、丘陵部による高低差もあり、難しい要素を複数持っていると言える。
バクーはアブシェロン半島南岸に位置し、バクー湾に面するように広がっている港町。また、大規模なバクー油田も有する。
美しい海岸や温泉、鉱泉等もあり、旧市街や「シルヴァン・シャー宮殿」、「乙女の塔」等が「城壁都市バクー」として世界文化遺産に登録されている等、観光地としての側面も持つ。

尚、アゼルバイジャンの位置的にヨーロッパ?という疑問があるかもしれない。
確かに、近隣のイランやイラク、より西にあるアラビア半島の国々等はスポーツの世界ではアジア枠である。
アゼルバイジャン自体は東ヨーロッパに含まれる事もあるようで、かつての親玉のロシアもスポーツの世界ではヨーロッパ枠なので、ヨーロッパで良いのだろう。
…え?トルコ?
知らん。サッカーではヨーロッパ枠だが。


雨の確率:小
セーフティカー導入率:中
・反時計回りのサーキット
・気温は高め
・日没が午後9時以降らしいが、一応オーストラリアやアブダビと同じくトワイライトレース
・陽が傾いてくるに従って、段々気温と路面温度が下がって行く
・「風の町」で海沿いの都市であるバクーは風が至る所から吹いてくる
・常設サーキットに近い路面舗装の為、市街地にしては滑りにくい
・ただ、週明けは滑りやすく、一部の路面は構造が固まりきっておらず、滑りやすくなっている
・路面自体は滑らかで、タイヤへの熱入れに苦戦する場合も
・意外とタイヤの摩耗は激しい
・路面の凹凸やバンプが多く、特に1コーナー前のバンプはトリッキー
・パワーユニットや燃費に厳しい
・市街地だけに壁が近い
・特に8コーナーから10コーナーにかけてはマシン1台分くらいの幅しかない狭さ
・反面、新市街地セクションの道幅は広い
・DRSゾーンは2箇所で、DRS検出ポイントは20コーナー
・1つ目は20コーナーの347m先の地点から1コーナーまでのホームストレート
・2つ目は2コーナーの直後から3コーナーまで
・オーバーテイクポイントはホームストレートと2コーナーから3コーナーまでのバックストレート
・1コーナー、3コーナー、4コーナー、15コーナー、16コーナーはミスしやすい
・1コーナーと3コーナーはロングストレートの後である為
・1コーナーは特にブレーキが冷えている状態で迎える事が多く、止まり切れない事が多い
・15コーナーは下りながら一度右に振って、狭くなるコーナーを左に曲がる
・更に、出口にはバリアがせり出している為、非常にトリッキー
・ランオフエリアが少ないうえに狭い
・強い風によって、木の枝や木の葉、ゴミが多い
・ピットロードはホームストレートの途中にあり、真っ直ぐに入っていく事が可能
・ギリギリまで飛ばして、急ブレーキをかけてピットロードに入って行くとった光景も見られる
・ランオフエリアに緊急車両がいる事も


〜予選まで〜
ヨーロッパラウンドは世界最大の湖であるカスピ海に面する東ヨーロッパの国、アゼルバイジャンで行われるヨーロッパGPへ。
初開催となるサーキット、その舞台は首都・バクーのとてもロケーションの良い新市街と旧市街である。
週末の初め、木曜日はいつも通り、コースの下見やサイン会、記者会見等が行われた。その夜はグランプリ初開催を祝したパーティが行われ、低価格ワイン「イワノフカ」を含むアゼルバイジャンワインも振る舞われた。
また、「SOSB」は空彦に代わって沙子が出走すると発表。中東に近い地域だからだと噂されている。
迎えた金曜日は晴天に恵まれ、各チーム共初めてのサーキットで積極的に周回を重ねた。フリー走行1回目は最初という事もあり、市街地向きのパーツやセットアップで臨むドライバーが多く、道幅の狭い8コーナー〜10コーナーを慎重にクリアする光景も良く見られた。また、各ストレートエンドのコーナーで止まり切れずに飛び出すドライバーも多く、頻繁に一瞬黄旗が振られるといった場面もあった。
新市街地セクションの縁石の一部にスチールが使われており、その縁石を利用した際にリアタイヤを滑らせて姿勢を乱すマシンが続出。
続くフリー走行2回目も頻繁にオーバーランして一瞬黄旗が振られるといった場面が多かったが、特に大きな事故もなく各チームが精力的に走行を行っていった。
後半になると、サーキットを攻め始めるマシンも現れ、度々オーバーランやスピンを喫するマシンが見られるようになった。そんな折り、「モチ」のモチが15コーナーでウォールに接触してクラッシュし、赤旗が提示された。新しいサーキット故にこのクラッシュの後片付けに時間がかかり、貴重な走行時間を失ったものの、その後は終了時間まで各車の走行が続いた。
フリー走行2回目終了後、スチール製縁石を留めるボルトが浮きで来てタイヤにダメージを与えていた事が判明。スチール製縁石が撤去される事となり、滑る要因が1つ減る事となった。
迎えた土曜日のフリー走行3回目も快晴のもと行われ、よりトップスピード重視のセッティングにするマシンが現れる等、予選や決勝を見据えた走行を行うマシンがひっきりなしに周回を重ねていた。
また、開始して間も無い序盤に「NTG」のネギタレがピットレーンを通過した際、ケーブルを収めていた溝の蓋が外れてマシンに直撃し、マシンが破損する事故が発生。ネギタレは走行時間の大部分をガレージで過ごす事となった。
終盤には「ハイウェイ」のささくれが15コーナーで壁に接触してクラッシュ、赤旗が提示された。チームは予選までにマシンを修復すべく、ムメの側のクルーも総出で作業に当たっている。
予選も晴れた中で行われると予報されている。


予選(天候:晴れ)
ポールポジション:No.59 エリンゲート/SOSB
2位:No.43 ムメ/ハイウェイ
3位:No.49 ささくれ/ハイウェイ
4位:No.02 フラ/フィン
5位:No.09 モチ/モチ
6位:No.80 沙子/SOSB
7位:No.07 ハーシェル/アカツキ
8位:No.15 ラヌ/アカツキ
9位:No.90 ぎごく/ピンクスター
10位:No.13 アリオト/ウェストモール

11位:No.06 カオル/モチ
12位:No.51 ブルーシア/フィン
13位:No.71 オルナ/ピンクスター
14位:No.14 都市霧/ウェストモール
15位:No.29 ベルン/デザートローズ
16位:No.50 ゴウ/NTG
17位:No.96 サニタ/SCT

18位:No.03 ひより/SCT
19位:No.22 まみ/デザートローズ
20位:No.11 チビ/KCB
21位:No.44 ネギタレ/NTG
22位:No.10 ユアーナス/スタープラム
23位:No.12 ミルザム/KCB
24位:No.08 ランプ/スタープラム


ムメとラヌは前戦でのクラッシュにより、5グリッド降格ペナルティ。


スターティンググリッド
ポールポジション:No.59 エリンゲート/SOSB
2位:No.49 ささくれ/ハイウェイ
3位:No.02 フラ/フィン
4位:No.09 モチ/モチ
5位:No.80 沙子/SOSB
6位:No.07 ハーシェル/アカツキ
7位:No.43 ムメ/ハイウェイ
8位:No.90 ぎごく/ピンクスター
9位:No.13 アリオト/ウェストモール
10位:No.06 カオル/モチ

11位:No.51 ブルーシア/フィン
12位:No.71 オルナ/ピンクスター
13位:No.15 ラヌ/アカツキ
14位:No.14 都市霧/ウェストモール
15位:No.29 ベルン/デザートローズ
16位:No.50 ゴウ/NTG
17位:No.96 サニタ/SCT

18位:No.03 ひより/SCT
19位:No.22 まみ/デザートローズ
20位:No.11 チビ/KCB
21位:No.44 ネギタレ/NTG
22位:No.10 ユアーナス/スタープラム
23位:No.12 ミルザム/KCB
24位:No.08 ランプ/スタープラム


SOSB
エリンゲート(1位)、沙子(6位)
エリンゲートが得意の左回りサーキットで今季初となるポールポジションを獲得。バクーでの初代ポールシッターとなった。
空彦に代わって出走した沙子は6番グリッドを獲得。決勝は1つ上の5グリッドからのスタートとなる。

フィン
フラ(4位)、ブルーシア(12位)
市街地サーキットを得意とするフラが4番手に入り、セカンドローを確保。決勝は更に上位となる3番手からスタートする。
ブルーシアはタイヤの熱入れに苦しんで12番手に終わり、Q3に進む事ができなかった。決勝では11番グリッドからのスタートとなる。彼女はQ2でのラストアタック中、壁にリアタイヤを擦り、盛大な火花を散らしていた。

アカツキ
ハーシェル(7位)、ラヌ(8位)
両ドライバー共Q3に進出したものの、やや後方からのスタートとなった。決勝ではハーシェルが6番グリッドからスタートし、ラヌはペナルティの影響で13番手から上位を狙う。

ハイウェイ
ムメ(2位)、ささくれ(3位)
両ドライバーともポールポジション争いに絡み、ムメが2番手、ささくれが3番手だった。
ささくれはフリー走行3回目終盤のクラッシュの後、見事に修復されたマシンで予選に出走したが、そのクラッシュがなければポールポジションを獲得していたかもしれなかった。
決勝ではささくれが2番グリッドに繰り上がってフロントロースタート、ムメはペナルティで7番手スタートとなる。

モチ
モチ(5位)、カオル(11位)
モチが見事な走りを披露し、セカンドローとなる4番手を獲得した。彼(?)は予選Q1で度々オーバーランして黄旗を出していたが、最後はしっかりと結果を残した。決勝ではなる3番手からスタートする。
カオルも良いペースを見せていたが、予選Q2で最後のアタック中、最も狭い区間中にある10コーナーの壁に接触してしまい、マシンを破損。11番手タイムで惜しくもQ3進出を逃した。決勝はタイヤ選択が自由なうえにスタート位置が1つ繰り上がったので、10番グリッドからのスタートとなる。

デザートローズ
ベルン(15位)、まみ(19位)
チームはフリー走行の有望なペースを活かす事ができなかった。
ベルンはQ3進出をかけたQ2ラストアタック中にカオルのストップによる黄旗が提示され、タイムを伸ばす事ができなかっった。
まみはストレートエンドでのマシンの挙動がフリー走行時と変わった事に苦戦し、Q1敗退だった。

ピンクスター
ぎごく(9位)、オルナ(13位)
ぎごくが得意の市街地サーキットで9番手を獲得。決勝は8番手からのスタート。
同じく市街地を得意とするオルナはコンマ数秒差でQ3進出を逃した。

ウェストモール
アリオト(10位)、都市霧(14位)
アリオトが今季初のQ3進出を果たし、10番グリッドを獲得した。
都市霧はQ2のラストアタックで黄旗の影響を受けた。

SCT
サニタ(17位)、ひより(18位)
ストレートスピードに劣るマシンながら、サニタがQ2に進出。
ひよりもQ2進出は惜しくも果たせなかったが、KCB勢とスタープラム勢を抑えた。

NTG
ゴウ(16位)、ネギタレ(21位)
2台揃って不運に見舞われ、本来のスピードを示す事が出来なかった。
ネギタレは2回のアタック共にトラフィックに引っ掛かり、Q1で敗退。
ゴウはQ2のラストアタックで黄旗に見舞われた。その後集中力を切らせたのか、15コーナーでミスをした。

スタープラム
ユアーナス(22位)、ランプ(24位)
10戦終えてノーポイントの新規チームは今回も後方からのスタート。
ユアーナスはメインのライバルチームであるKCBのミルザムを上回る22番グリッドを獲得した。

KCB
チビ(20位)、ミルザム(23位)
現在ノーポイントのチームはチビが得意の高速サーキットでネギタレを上回る20番グリッドを獲得。
ミルザムは最後尾列からのスタートとなった。


〜ドライバーコメント〜
オルナ/ピンクスター(予選13位)「楽しいサーキットなのー!こんなおっきな街の真ん中でこんな飛ばせるなんて、不思議なのー!
オルナは好きだけど、予選は上手く行かなかったの…。路面がすべすべしてるから感覚が掴みにくくてちょっと大変なの。
でも、決勝はポイントを取りたいから、飛ばして行くつもりなのー!」

サニタ/SCT(予選17位)「バクーなんて初めて来たけど、結構賑やかな都市だよね…。面白い形のビルもあるけど、僕は古城が気になるね…ゆっくり見て回る時間はないみたいなのが残念だなぁ。
そうだね、僕の好きなタイプのサーキットだけど、予選はもっと難しいと思ってたんだ。だって、僕達のマシンはストレートが弱いからねぇ。
だから、上手くラップをまとめてQ1突破出来たのは吃驚したし、良かったと思ってるよ。
明日もかなり大変だろうけど、精一杯頑張るよ。」

ネギタレ/NTG(予選20位)「まず、この素晴らしい都市の中心部でレースができるようにしてくれた運営の尽力に感謝するよ!
サーキットは新しい街並みと旧市街が上手くミックスされるようなレイアウトでロケーションが良いし、長いストレートによって俺達のマシン向きだ。このスピード感は他のサーキットでは中々味わえない独特なものだね!
予選は残念ながら、2台とも良い結果を出せなかったけど…。
マシンの感触はフリー走行から凄く良いし、サーキットに合っているんだけど、出て行くタイミングが悪かった。
俺のアタックは2回ともアウトラップやチャージラップのマシンに当たってしまい、ちゃんとしたラップを記録できなかった。
幸い、オーバーテイクしやすいサーキットだから、明日は後方から追い上げてポイント獲得を目指すよ。」


決勝(天候:晴れ)
優勝:No.59 エリンゲート/SOSB(25Pt)
2位:No.07 ハーシェル/アカツキ(18Pt)
3位:No.49 ささくれ/ハイウェイ(15Pt)
4位:No.80 沙子/SOSB(12Pt)
5位:No.06 カオル/モチ(10Pt)
6位:No.02 フラ/フィン(8Pt)
7位:No.29ベルン/デザートローズ(6Pt)
8位:No.51 ブルーシア/フィン(4Pt)
9位:No.96 サニタ/SCT(2Pt)
10位:No.14 都市霧/ウェストモール(1Pt)

11位:No.71 オルナ/ピンクスター
12位:No.11 チビ/KCB
13位:No.22 まみ/デザートローズ
14位:No.44 ネギタレ/NTG
15位:No.90 ぎごく/ピンクスター
16位:No.10 ユアーナス/スタープラム
17位:No.08 ランプ/スタープラム
18位:No.12 ミルザム/KCB
19位完走扱い:No.43 ムメ/ハイウェイ

以下、リタイア
No.03 ひより/SCT
No.50 ゴウ/NTG
No.13 アリオト/ウェストモール
No.15 ラヌ/アカツキ
No.09 モチ/モチ


SOSB
エリンゲート(優勝)、沙子(4位)
エリンゲートがポール・トゥ・ウィンを決め、今季2勝目を挙げた。彼女はスタートでささくれとフラのチャレンジを退けると、その後は安定した走行を重ねた。テンションが上がっていたのか、チェッカーを受けた後の無線でピー音が入り、更に表彰台でもピー音が入った。
彼女はドライバーズランキングで2番手のフラに10ポイント差の所まで迫っている。
沙子はスタート順位から1つ上の4位でチェッカーを受けた。
チームはコンストラクターズランキングで2番手のチームに43ポイント差をつけている。

フィン
フラ(6位)、ブルーシア(8位)
3番手スタートのフラは1周目の終わりには2番手につけていたが、その後後続のマシンをストレートで抑える事に苦労した。
彼女はドライバーズランキング2位を維持しているが、首位のハーシェルとの差が13ポイントに広がった。
ブルーシアはスタートで1つ順位を落としたが、タイヤをしっかり管理して8位入賞を果たした。
チームはコンストラクターズランキング2位を維持しているが、3位との差は僅か7ポイントである。

アカツキ
ハーシェル(2位)、ラヌ(リタイア)
6番手スタートのハーシェルが2位表彰台を獲得。彼女は1周目を1つ順位を落とした7番手で終えていたが、その後アグレッシブな戦略とドライビングで着々と順位を上げて行った。彼女はエリンゲートに触発されたのか、上機嫌だったからか、表彰台でピー音を発した。
ラヌは中盤にブレーキディスクが破損してリタイアした。彼女はペナルティにより13番手スタートだったが、1周目の終わりには一気に9番手にまで順位を上げていた。
ハーシェルはドライバーズランキング首位を維持、ラヌはカオルに追い越され12位に下がった。

ハイウェイ
ささくれ(3位)、ムメ(19位)
フロントロースタートだったささくれが3位表彰台を獲得。周囲のドライバーの順位が激しく入れ替わる中、大きく順位を落とす事なく安定した走りを披露した。彼はドライバーズランキングでモチを上回り、4位に上がった。
ペナルティで7番手スタートだったムメは1周目の終わりに4番手まで順位を取り戻していたが、終盤にギアボックスにトラブルが発生。チェッカー4周前に悪化した為、ガレージに戻ってリタイアした。

モチ
カオル(5位)、モチ(リタイア)
カオルが10番手スタートから5位入賞を果たした。彼はレースを通じて多くのドライバーとバトルを演じ、非常に元気なように見えた。
モチは1回目のピットストップを終えた後の中盤、ブレーキディスクの異常加熱によりガレージ内でリタイアした。原因はブレーキディスクに絡みついたピットクルーのモチの破片だった。
彼(?)はドライバーズランキングでささくれとベルンに追い越され、6位に後退した。

デザートローズ
ベルン(7位)、まみ(13位)
15番手スタートのベルンが7位入賞。彼は1度だけピットストップする1ストップ戦略を働かせ、始終タイヤをケアしていた。
ドライバーズランキングではモチを1ポイント上回って5位に上がった。
まみはベルンと同じく1ストップ作戦だったが、惜しくもポイントには届かなかった。

ピンクスター
オルナ(11位)、ぎごく(15位)
予選結果からポイントフィニッシュが期待されたが、ポイント獲得はならなかった。
両ドライバー共、中盤まではポイント圏内を走っていたが、タイヤの劣化に苦しみ、終盤にタイヤ交換をせざるを得なかった。
ぎごくは今季全てのレースを完走しているうちの1台である。

ウェストモール
都市霧(10位)、アリオト(リタイア)
14番手スタートの都市霧が10位に入り、貴重な1ポイントを獲得した。彼はドライバーズランキングでぎごくに1ポイント差の所まで迫っている。
アリオトは中盤にブレーキディスクが破損し、1コーナーでコースオフ。そのままリタイアした。

SCT
サニタ(9位)、ひより(リタイア)
17番手からスタートしたサニタが自身と相性の良いコースで9位入賞を果たした。彼はストレートスピードが伸び悩む弱点を巧みな戦術でカバーした。
ひよりは序盤こそ多くのバトルをこなし、非常に楽しそうだったが、中盤以降は無線で散々悪態をつき、最終的にパワーユニット温存の為、終盤でリタイアした。

NTG
ネギタレ(14位)、ゴウ(リタイア)
21番手スタートのネギタレはペースが上がらず、14位完走に終わった。彼は序盤、マシンのノーズ部分に風で飛んできたであろうビニールシートが引っ掛かり、空力が落ちた。中盤にはオーバーテイクを仕掛けようとラインを変えた所、木の枝を踏んでしまい、マシンにダメージが及んだ。
ゴウはスタートで出遅れた後、一時はポイント圏内にまで戻る走りを披露したが、パワーユニットのトラブルでストップし、リタイアした。このストップで一時黄旗が出された。

スタープラム
ユアーナス(16位)、ランプ(17位)
ほぼ最後尾からスタートした2台は安定した走りでダブル完走を果たした。
2台揃ってミルザムとバトルを演じたのが今回のハイライトだった。

KCB
チビ(12位)、ミルザム(18位)
20番手からスタートしたチビがポイント獲得1歩手前となる12位でチェッカーを受けた。彼は予選に引き続き、決勝レースも楽しみ、多くのバトルを行った。
ミルザムは今季の完走記録を10に伸ばした。


〜ドライバーコメント〜
エリンゲート/SOSB(決勝優勝)「新しいサーキットで初代ポールシッターと初代優勝者になれたのは格別な気分だね!本当に嬉しいよ!
もう嬉し過ぎてチェッカーを受けた直後からはしゃいじゃったよ…(ピーーーー)!!
そうだね、1コーナーまでは短いから、スタートが重要だったよ。上手い事ささくれさんとフラの挑戦を退けられてからは、後続を引き離しつつマシンとタイヤのコントロールに集中したんだ…。そこまでは上手く行っていたから、終盤まで常に気を張り詰めていなければならなかったね。なんたって、市街地コースだから…うん、コース形状から赤旗が出ると踏んで警戒してたんだけど、出なかったのは意外だったね。」

ハーシェル/アカツキ(決勝2位)「(ピーーーー)!!
新しいサーキットで表彰台に上がれて酒が呑めるなんて、最っ高!!
新鮮な場所で呑む酒はまた格別ね!!
それに、横にはエリちゃんもいたし…また一緒に表彰台上れて嬉しいわ!
スタートで1つ順位を落としてちょっと焦ってたんだけど、そこからは切り替えて兎に角攻めたわ。マシンの感触は悪くなかったし、オーバーテイクしやすいサーキットだったからそれが上手く行ったわね…。
後半はラヌちゃんのブレーキディスクが割れたって無線で聞いてたから、ブレーキのケアをしていたわ。後ろのささくれさんはまだ離れていたから、ブレーキに集中できたのは良かったわね。
それにしても、ラヌちゃんが無事で良かったわ。」

チビ/KCB(決勝12位)「とっても楽しいレースだった!!
ストレートで思う存分走れて気持ち良かったよ!
それに、ゴウ兄ちゃん、ネギタレ兄ちゃん、まみちゃん、アリオト君、ひよりちゃん…皆といっぱいバトルできたし、それも楽しかった!
ポイントは取れなかったのがちょっと残念だけど…次のオーストリアも沢山楽しめると良いなぁ。」


〜ドライバー・オブ・ザ・デー〜
サニタ/SCT


ドライバーズランキング
1位:No.07 ハーシェル/アカツキ(143Pt)
2位:No.02 フラ/フィン(130Pt)
3位:No.59 エリンゲート/SOSB(120Pt)
4位:No.49 ささくれ/ハイウェイ(84Pt)
5位:No.29 ベルン/デザートローズ(73Pt)
6位:No.09 モチ/モチ(72Pt)
7位:No.43 ムメ/ハイウェイ(66Pt)
8位:No.25 空彦/SOSB(59Pt)
9位:No.51 ブルーシア/フィン(55Pt)
10位:No.80 沙子/SOSB(49Pt)
11位:No.06 カオル/モチ(40Pt)
12位:No.15 ラヌ/アカツキ(35Pt)
13位:No.90 ぎごく/ピンクスター(21Pt)
14位:No.14 都市霧/ウェストモール(20Pt)
15位:No.03 ひより/SCT(12Pt)
16位:No.22 まみ/デザートローズ(10Pt)
17位:No.71 オルナ/ピンクスター(7Pt)
18位:No.44 ネギタレ/NTG(6Pt)
19位:No.50 ゴウ/NTG(5Pt)
20位:No.96 サニタ/SCT(4Pt)
21位:No.13 アリオト/ウェストモール(2Pt)
22位:No.12 ミルザム/KCB(0Pt)
23位:No.08 ランプ/スタープラム(0Pt)
24位:No.10 ユアーナス/スタープラム(0Pt)
25位:No.11 チビ/KCB(0Pt)

コンストラクターズランキング
1位:SOSB(228Pt)
2位:フィン(185Pt)
3位:アカツキ(178Pt)
4位:ハイウェイ(150Pt)
5位:モチ(112Pt)
6位:デザートローズ(83Pt)
7位:ピンクスター(28Pt)
8位:ウェストモール(22Pt)
9位:SCT(16Pt)
10位:NTG(11Pt)
11位:スタープラム(0Pt)
12位:KCB(0Pt)

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