フライ・ベントスの産業と結びつく文化的景観
南アメリカの世界遺産シリーズ。
2015年に登録された、ウルグアイの世界文化遺産です。
ウルグアイで2件目となる物件でもあります。
20年振り…ってw
フライ・ベントスはウルグアイ西部リオ・ネグロ県の県庁所在地。
ウルグアイとアルゼンチンの国境となっているウルグアイ川の河畔にあり、食肉加工工場を中心とした産業で発展してきたんだって。
今回の世界遺産はその産業建築物群で構成されているようです。
産業建築のみならず、住居や社会施設も含まれているとかで。
都市の建設が1859年で、1861年には発展のコアとなる工場ができていたんだから、歴史がありそうだね!
今でも尚食肉流通拠点として機能しているようで、買い付け、加工、梱包、配送…と食肉加工の全てがここで行われているみたいです。
1865年には牛肉エキスブイヨンやコーンビーフといった加工品をヨーロッパに輸出する会社ができたり、1924年には冷凍肉を輸出する会社ができたりしているようで、それらの建築物や設備も含まれているんだって。
都市建設から間も無く始まった産業故にか、都市の景観と産業とが密接な結び付きを見せているみたいで、そこが評価されたポイントのひとつ。
ウルグアイ側に面しているというのもこの産業が発展した理由に含まれているんだろうなぁ。
もうひとつは国際的な結び付きが強い事。
食肉の輸出もそうだし、移民労働者の受け入れもしている事から、そこが「国際的な結び付き」という要素に繋がっているようですね。
移民労働者は55もの国々から集まってきているようですな。
因みに、南にはウルグアイの世界遺産第一号「コロニア・デル・サクラメントの歴史的街並み」の登録地、コロニア・デル・サクラメントもあります。
さて、これも束の間かな。
ちょっとだけゆったりかな。
艦これ夏イベント…
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