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2014年2月26日 (水)

馬約161頭分

さて、F1の2014年シーズン開幕も1ヶ月切ってきました…。
2回目のシーズン前テストが終わって、開幕前最後のテストとなる3回目のシーズン前テストが今週行われる予定です。

いよいよ、史上最大と言われるレギュレーション変更後のグランプリが開催されます。


では、どんな事が変わるのでしょうか。


まず、技術に関する規約変更。

一番大きいのは、エンジンが変更される事です。
今までのV8エンジンからV6エンジンへダウンサイジング。
ですが、ターボチャージャーがついており、馬力が上がります。
更に、今までKERSと呼ばれていたエネルギー回生システムがERSに進化。
運動エネルギー回生だけでなく、熱エネルギーも回生できるようになっています。
V6エンジン、ターボチャージャー、ERS等を合わせたものがこれからのF1マシンの心臓部。
まとめて「パワーユニット」と呼称するようです。
音はV8に比べて少し大人しくなっているようです。
そして甲高いあの音ではなくなっているようです。

見た目にも分かりやすい変更がノーズと排気管に関するレギュレーション。
排気管は今までマシンの両サイドに取り付けられていました。そして、排気ガスによってダウンフォースを得られるよう、排気管の取り付け位置や排気管周りのボディワーク等が様々な変化を見せていました。
2014年からは排気管はマシン中央部に1本のみ、上向きに取り付けられるよう変更されました。これによって、排気ガスを利用する事が禁止されます。
…抜け穴を利用しているチームもあるようですが。

ノーズに関しては、ノーズ先端の高さに制限が設けられ、低いノーズになるよう規約変更されています。
これは衝突した際の安全性を確保する為の変更です。
数年前、バレンシアでレッドブルのマーク・ウェバーが周回遅れだったロータス・レーシングのヘイキ・コバライネンに追突し、ウェバーが空中1回転をするクラッシュもありましたからね。
で、チーム側としては、マシンの下に空気を沢山導きたい為、ハイノーズの方が望ましい訳ですが、規約はローノーズにするようになっているので、変なノーズが考えられた訳です。
この件に関しては、ノーズ全体の高さが制限される訳ではなく、ノーズ先端のみの高さが下げられる事自体が問題かと思います。
更に、先端部分の形状に関する規定はなかった為、結果として、先端が細長くなった所謂「アリクイノーズ」(日本ではチ○コと揶揄される)の形状を取るチームが多くなったのでした。
突起があるチームで一番独創的なのはロータスの「二本牙ノーズ」でしょうか。その形状から、女性器に例える人もいるようですが…。
ケータハムも「アリクイノーズ」の一種を装備していますが、こちらはデッキブラシと揶揄されています。
また、「アリクイノーズ」ではないノーズのフェラーリは掃除機ノーズと呼ばれていたりして、いずれにせよあんまり見た目は良くないです。
一番マシなのはメルセデスAMG。

また、ギアボックスが今までの7速から8速に変更されているようです。


競技規約もちょこちょこ変わっています。
決勝で搭載できる燃料が150kg(くらいかな?)から100kg未満に変更されたり。
FP1の時間が1時間半から2時間に変更になったり。(ついでに、FP1の最初の30分でだけ使えるタイヤが1セット供給されるとか)。
また、予選Q3用にオプションタイヤが1セット追加で供給されるようになるとか。Q2までに脱落したドライバーには決勝用に1セットタイヤが追加されるらしい。
また、Q3の時間を10分から12分に増やし、Q1を20分から18分に短縮するなんて案もQ3でタイヤを追加する規約変更と共に検討されていたみたいです。どうなったかは分からん。
そしてパワーユニットの年間使用数が8基から5基に減ったりして。心臓部が変わっていきなりだけど、信頼性がとても重要になってきます。

他にも、ペナルティポイントシステム(ドライバーが規約違反した際に付与されるポイントシステム。そのシーズンで累積12ポイント以上になった場合、次戦出走停止になる)や軽微な違反行為に対して5秒ストップペナルティが課されるようになる、優勝者がドーナツターン等で優勝を祝う行為をする事ができるようになる…と色々変わるようです。

ドライバーが固有のナンバーを持つようになった事も面白いですね。
Motoシリーズとかでは既にお馴染ですが、おクイズ的に出されちゃうと中々厳しい類いのものだったり。

レース的には総数は2013年と変更なく、全19戦。
韓国GPとインドGPが抜け、ソチ・オリンピック・パークで行われるロシアGPとレッドブル・リンクで行われるオーストリアGPが追加されています。
尚、インドGPは2015年に復活する予定。
そして、バーレーンGPが今年からナイトレースに変更されました。
シンガポールGPに続く2戦目のナイトレースとなります。
最終戦のアブダビGPではチャンピオンシップポイントが普段の2倍になるらしい。


2回目のテストが終わってもまだまだ勢力図が分からないけど、メルセデスのパワーユニット勢、特にメルセデスAMGとマクラーレンが好調そうですね。
信頼性もありそうだし、もうマシンのパフォーマンスを上げる作業に入り始めている感じ。
フェラーリのパワーユニット勢はフェラーリのみ割と順調そう。
スピードに関してはまだメルセデスAMGやマクラーレンに対しても遅い(三味線弾いてる可能性あるけど…)けど、信頼性はかなりありそうです。
マルシャは2回目のテスト、殆ど走行できてませんけどね。マシンのトラブルの他にコンピュータがトロイ型のウイルスにやられたりしてましたからね。

かなり心配なのがルノーのパワーユニット勢。
1回目のテストはパワーユニットの不具合で搭載チームは周回数がすっごい少ない状態。
中でもレッドブルは酷かった。まともに周回してないじゃんって感じ。
2回目ではケータハムやレッドブルが割と周回数を重ねていたけど、まだトラブルが続出。
ルノーの副マネージングディレクターも2回目のテストが終わった時点でまだ遅れを取っている事を認める発言してますし、「現時点でのパフォーマンスは1回目のテストの中盤辺りに望んでいたものと同程度レベル」となんて声もある程。
最終的にロータスやレッドブルは速さは戻ってくるのではないかと思っています。
信頼性はどうか知らん。
特に、タイトなマシンパッケージをしてくるレッドブル。
パワーユニットはちゃんと冷却してあげないといけない訳だけど、その辺もがっつり絞ってくるからね。


最終テストの4日間とメルボルンでのフリープラクティス、注目ですね。


今の所の参戦リスト。
分かる範囲で公表されているテストドライバー、リザーブドライバーも記載。


レッドブル
インフィニティ・レッドブル・レーシング(オーストリア)
レッドブル・ルノー RB10

No.1(固定No.はNo.5) セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
No.3 ダニエル・リチャルド(オーストラリア)

テストドライバー・リザーブドライバー
セバスチャン・ブエミ(スイス)
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルトガル)


メルセデスAMG
メルセデスAMG ペトロナス F1チーム(ドイツ)
メルセデス F1 W05

No.44 ルイス・ハミルトン(イギリス)
No.6 ニコ・ロズベルグ(ドイツ)


フェラーリ
スクーデリア・フェラーリ(イタリア)
フェラーリ F14 T

No.14 フェルナンド・アロンソ(スペイン)
No.7 キミ・ライコネン(フィンランド)

テストドライバー
マルク・ジェネ(スペイン)
ペドロ・デ・ラ・ロサ(スペイン)
ダビデ・リゴン(イタリア)


ロータス
ロータス F1チーム(イギリス)
ロータス・ルノー E22

No.8 ロマン・グロージャン(フランス)
No.13パストール・マルドナド(ベネズエラ)

リザーブドライバー
シャルル・ピック(フランス)

リザーブドライバー・育成ドライバー
ニコラ・プロスト(フランス)
マルコ・ソレンセン(デンマーク)


マクラーレン
マクラーレン・メルセデス(イギリス)
マクラーレン・メルセデス MP4-29

No.22 ジェンソン・バトン(イギリス)
No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

リザーブドライバー
ストフェル・ヴァンドールン(ベルギー)


フォースインディア
サハラ・フォース・インディア F1チーム(インド)
フォースインディア・メルセデス VJM07

No.27 ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)
No.11 セルジオ・ペレス(メキシコ)

リザーブドライバー
ダニエル・ジュンカデラ(スペイン)


ザウバー
ザウバー F1チーム(スイス)
ザウバー・フェラーリ C33

No.99 エイドリアン・スーティル(ドイツ)
No.21 エステバン・グティエレス(メキシコ)

テストドライバー・リザーブドライバー
セルゲイ・シロトキン(ロシア)
ギエド・ヴァン・デル・ガルデ(オランダ)

提携ドライバー
シモーナ・デ・シルベストロ(スイス)


トロロッソ
スクーデリア・トロロッソ(イタリア)
トロロッソ・ルノー STR9

No.25 ジャン=エリック・ベルニュ(フランス)
No.26 ダニール・クビアト(ロシア)


ウィリアムズ
ウィリアムズ F1チーム(イギリス)
ウィリアムズ・メルセデス FW36

No.19 フェリペ・マッサ(ブラジル)
No.77 バルテリ・ボッタス(フィンランド)

リザーブドライバー・テストドライバー
フェリペ・ナスル(ブラジル)
スージー・ヴォルフ(イギリス/スコットランド)


マルシャ
マルシャ F1チーム(ロシア)
マルシャ・フェラーリ MR03

No.17 ジュール・ビアンキ(フランス)
No.4 マックス・チルトン(イギリス)


ケータハム
ケータハム F1チーム(マレーシア)
ケータハム・ルノー CT05

No.10 小林可夢偉(日本)
No.9 マーカス・エリクソン(スウェーデン)

テストドライバー・リザーブドライバー
ロビン・フラインス(オランダ)
アレキサンダー・ロッシ(アメリカ)






続きからコメント返信!



蒼蟲さん:俺はサクサクしたものが好きなので、チキンの方が好みだなぁ。
ほんと、歯応えが良くて食べてて気持ち良いですね!


…え?
オススメはまぁそこそこしてましたけどw
もう9年ですよ、9年。


コメント、ありがとうございました〜!

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コメント

V6エンジンと言うとジャニーズのグループ名みたいですねw
馬力は上がってるんですねぇ。
F-1は常に環境が変わっていてそれもチーム力が問われて面白い所なんでしょうな。

投稿: 蒼蟲 | 2014年2月26日 (水) 16時53分

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