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2013年7月13日 (土)

ナミブ砂海

2013年に登録された、ナミビアの世界自然遺産です。
自然遺産はナミビア初だとか。
「ナミブ砂海」っつってますが、ナミブ砂漠の事ですな。
約8000万年前に生まれた、世界最古の砂漠だと言われているようで、岩石砂漠と砂丘が連なる砂砂漠が同居しているんですって。
大西洋に面している為、海霧が流れ込むとかで。沿岸部の海上は結構な暴風が吹き荒れているとの事。
濃霧の為に難破した船舶やクジラ等が打ち上げられる「スケルトンコースト」もあります。

大きな緑のオアシス・「ブランドバーグ」(炎の山)があったり、古代の昆虫・グラディエーターが密かに生きていたり、面白そうな所ですな。







やっぱり俺はエンドユーザーだなぁ、と。
そう思いながら母のiPadのメール設定をしながら。







続きから世界遺産!



世界遺産!

イラン!!
ペルシア庭園!!


沙漠の真っ只中に緑溢れる一角が。
塀で囲まれたシャーザーデ庭園です。
19世紀の王家の離宮だったそうだ。
中心に流れるのは水路。その両脇に緑がひしめく。
中央水路には噴水もあるぞ。
まさにオアシスである。

庭園に流れる水は沙漠に点々と存在する小さな膨らみによってもたらされているようだ。
…お、地下水路・カナートじゃないかw
古代の技術である。
この小さな膨らみは縦穴を掘った跡なんだとか。縦穴の底に到達したら、今度は横に穴を掘り進めて地下水路を作り上げたようだ。
カナートの点検の為、職人がロープ一本で地下へ。
縦穴の壁、脆いな…www
カナート技師なんて職業(?)の人もいるんだなぁ。
水流のせいで壁が崩れかけてるって…www
落石なんかもあるんだなwww
…落石の真上には縦穴があるので、そこから落下してきたようだ。

カナートは北アフリカにまで広がっていたんだとか。
地下水路、カンポンアイルとかファラジとかフォガラもあるけど、カナートが起源なのか??

さて、シャーザーデ庭園。
ここはなだらかな斜面にできているようで、その地形を生かした水路の設計が成されているようだ。
おぉ、プラムの樹に緑の実ができてるよ。
アーモンドやイチジクもあるのかw
古代ペルシャにおいて庭園は「パルビス」と呼ばれたそうで。
パラダイスの語源だって。


古代ペルシャから広がった水の文化。
まずはスペインにあるアルハンブラ宮殿 ヘネラリーフェ離宮!
至る所に水路が張り巡らされているとか。
インドのタージマハル!
水路を中心にしたシンメトリーなデザインが傑作と云われる理由の一つのようです。
フランスのヴェルサイユ宮殿と庭園!
噴水や滝を幾何学的に組み合わせた、ヨーロッパにおける庭園の走り。
ヨーロッパ中の王家がこれを真似したという、傑作ですな。


さて、イランにある市場、バザール。
色々売っていますねぇ。お、ペルシャ絨毯だ!
その模様はペルシア庭園が元になっているそうだ。

イラン各地にあるペルシア庭園のうち、9箇所が世界遺産になっているそうです。
その内でも最高傑作と呼ばれる庭園がフィン庭園。
細い水路の両脇に並ぶ木々。
しっかりと区分けされてるなぁ。

こういう整備された庭園には庭師がいるもので。
庭師のお仕事は早朝の水撒きから始まる。
芝生はたっぷり水を撒いてやらないと強烈な日差しですぐに枯れてしまうそうだ。
青々とした芝生は王家等にとってステータスになるだろうから、重要ですな。

庭園内にあるパビリオンの中にも池があるんだw
涼し気な空間を演出しているようだ。

ペルシア庭園にはデザインのフォーマットがあるそうで。
四角く囲った塀の中に十文字の水路を張り巡らせ、植物を植え分ける。
四角い形は楽園の姿、と信じられるようになっていった、ということらしいので、ペルシア庭園のその形態が人々に浸透していったんだな。
ペルシャ絨毯の模様も十字に区切られて、それぞれに草花が描かれている。
あぁ、成程。ペルシア庭園から来ているなぁ。

フィン庭園の水源の池。
底には幾つもの穴が開いていて、そこから水が湧き出しているようだ。
30cmの段差が生み出す水圧で噴水が動いている。
自然現象を上手く利用した庭ですな。


さて、イランといったらやっぱりペルシャ絨毯です。
今でも女性達が手織り作っているそうだ。
女性のしなやかな指で行われる、至高の品ですなぁ。
小さなものでも2年かかるのか…!


イラン南西部の都市、シーラーズ。
そのビルの谷間にあるのがエラム庭園。
春に訪れる観光客のお目当ては、バラ。
…ほう、ペルシアはバラの原産国の一つか。
19世紀に建てられた離宮もあるようです。
目の前に鏡のような池があるね。離宮が映ってるよ。
2階の中心にあるホールでは王族が客人を迎えた所だそうで。
時には国家的な行事等も行われたそうだ。
そして、王の間。
最後の国王、パフレヴィーが滞在したという部屋なのだそうだ。
天井にはイランの国花、バラの姿が。

バラの栽培を始めたの、ペルシャなのかぁ。
山間の村ではバラの花摘みが行われていました。
バラの香料を発明したのもペルシア人なんだとか。
香りが抜けないうちに大釜に入れて、3〜4時間かけてゆっくり蒸溜。
そうして生まれた香料はクレオパトラも愛した香りなんだって。
…お、ローズウォーターや。
風呂に入れたり、お茶に入れたりして香りを楽しむのである。

学校の生徒達?
超はしゃいどるwww
沙漠に生きる民の夢の国、か…。


最後は空撮!
ペルシア庭園。沙漠の世界から夢の世界へ。
そしてペルシャ絨毯の柄かな?
色鮮やかな鳥と花々が。
よく見るとバラもありますな。

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